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H.264/MPEG-4 AVC

ワンセグ放送などの低速・低画質のものからディジタルハイビジョンTVクラスの高ビットレート用途に至るまで、幅広く利用されることを想定した動画の圧縮符号化に関する規格です。
1回ごとの差分情報の量を小さくするなどの改良を行うことで、従来から使用されてきたMPEG-2と比較して2倍以上の圧縮効率を実現しており、ワンセグ、テレビ会議システム、インターネット放送、Blu-Ray Disc、YouTube等の動画共有サービスなど様々な場面で使用されています。

この規格の名称表記についてですが、ITU-Tが「H.264」、ISO/IECが「MPEG-4 AVC (ISO/IEC 14496-10)」として同じ内容をそれぞれ勧告・規定し、共同策定となったため「H.264/MPEG-4 AVC」または「MPEG-4 AVC/H.264」と両規格を併記することが多いようです。AVC(Advanced Video Coding,高度動画圧縮符号化)とは、MPEG-4規格書のPart10のタイトルであり"MPEG-4 Part10:AVC"の略称です。

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