仮想記憶管理方式の一つで仮想アドレス空間を「ページ」と呼ばれる固定長の区画に分割するとともに主記憶のアドレス空間(実アドレス空間)も同じように固定長に分割して、このページ単位で主記憶と仮想記憶(補助記憶装置)のアドレス変換を行う方式です。
ページング方式では、ページの置換えに伴う3つの処理を次のように呼びます。ページフォールトアクセス要求のあったページが主記憶上に存在しない状態ページインページを仮想記憶から主記憶に移すことページアウトページを主記憶から仮想記憶に移すことページング処理の順番としては、次のような流れになります。
- 主記憶上に必要なデータが存在しない状態が発生する(ページフォールト)。
- FIFOやLRUアルゴリズムを用いて置換え対象のページの決定する。
- 置換え対象のページを主記憶から仮想記憶に退避させる(ページアウト)。
- 実行に必要なページを仮想記憶から主記憶に移す(ページイン)。