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レイテンシ

レイテンシは、データ転送における代表的な指標のひとつです。転送要求を出してから実際にデータが送られてくるまでに生じる、通信の遅延時間のことを指します。一般的に、レイテンシはms(ミリ秒)の単位で示され、ネットワークの種類や構成などによってその値は変化します。

遅延時間が短いことをレイテンシが小さい(低い)、遅延時間が長いことをレイテンシが大きい(高い)といいます。レイテンシが小さければ小さいほど、データアクセスに関する性能は高く、またインターネット通信の状態が良好であると評価されます。

インターネット通信において、データアクセス速度の遅延はビジネスにも大きな影響をもたらします。例えば、ECサイトのレスポンスが悪いと感じてユーザーが離脱してしまうことがあります。または、オンラインゲームで思いどおりの操作ができないために評判が下がり、収益機会を逸してしまう可能性もあるでしょう。そのため、レイテンシはシステムを評価するうえで重要な指標といえるのです。

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