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BACnet

BACnetは1987年にアメリカでおこなわれたSPC(Standard Project Committee)により方針が決められ、開発されました。その後アメリカの空調設備業界を中心にBACnetが採用されるようになりました。現在、日本では電気設備学会が標準化した規格を制定しており、規格の統一化がすすめられています。

BACnetはそれぞれのデバイスから、サービスを実行してデータの読み書きをおこなうネットワークです。空調・照明・電力・防犯・防災・エレベータなどの機器の統一ネットワークとして利用されるケースが多くあります。BACnetは電気設備学会により規格の統一化が図られていますが、日本国内では日本版BACnetと呼ばれる二つのプロトコルが存在しており、現状ではASHRAE BACnet、IEIEJp、IEIEJp-Aと3つのプロトコルから選択してプログラムする必要があります。

配線方法

BACnetはプロトコルを規定したものであり、配線に使用するケーブルなどについてはいくつかの種類が定義されています。現在ではEthernetをベースにして配線する方法が普及しています。

通信プロトコル

BACnetプロトコルが使用されます。BACnetではオブジェクトとサービスが定義されています。オブジェクトはさまざまな情報がグループ化されて表現されたものであり、オブジェクトに関連した情報をプロパティと呼びます。たとえば、自動車がオブジェクトだった場合、全長、車高、車幅などがプロパティに当たります。オブジェクトとそれに関連するプロパティを読み出したり、書き込んだりするために、サービスが用意されています。

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